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2019.03.27
歯周病治療 研修会 修了!Column
歯周病治療の半年間にわたる研修会を修了しました!
ここ半年は歯周病とインプラントを重点的に学び直しました。
インプラント治療を学べば学ぶほど、歯周病治療を学べば学ぶほど、天然の歯の素晴らしさを再認識しました。
インプラント治療も歯周病治療も生体の自己治癒力を最大限に生かしていく事が成功の秘訣です。
天然の歯の、そして天然の歯の周りの組織の治ろうとする力はすごいです。
だから、われわれ歯科医師や歯科衛生士は生体の自己治癒力が生かされるような環境づくりを目指します。
そのために、他の天然の歯を安定して長生きさせるために、マイナスになるような歯を抜いた方がいい場合もあります。
悪影響を及ぼすような歯を抜かない事で、単にお口の中に長い時間留めておくだけでは、お口の中全体で考えるとかえって他の歯も巻き添えを食らって一緒に抜かないといけない事になりかねません。
また、歯が安定して長生きするためには、清潔な環境を保つだけではなく、噛み合わせが安定していなければなりません。
それは、単に被せ物がきちんと正確に作れているかどうかだけではありません。
もちろん、びったりと合った被せ物を作る事は必要不可欠ですが、噛み合わせの力のコントロールが必要なのです。
歯の周りの組織である顎の骨や歯ぐきが弱っていたり、何本か歯を抜いていて残りの歯の本数が少なくなっていたりすると、噛み合わせの力を天然の歯が支える事が出来なくなって歯が自然とダメになっていきます。
家づくりで考えると、どんなに豪華できれいな家を建てたとしても、基礎や地盤の部分がしっかりとしていなければ、自然とあらゆる不調が出てくる事でしょう。
天然がなくなってしまった時に、この「噛み合わせの力をしっかりと支える」という点においては、歯がないところを補う方法としてはインプラントが非常に優れています。
歯がないところに歯を補う方法としては、他にブリッジと入れ歯がありますが、この2つの方法はどちらも残っている歯にかかる負担を減らす事は完全には出来ないのです。
しかし、インプラントは人工物なので、天然の歯ような自己治癒力はありません。あくまで生体にすごく馴染むのであって、完全に代わりになれる訳ではありません。
何だかんだと言っても、やはり天然の歯をまず安定して長生きさせる事がまず一番ですね。
皆さん、生まれ持った自分の大切な歯を悪くしてしまわないよう大切にしましょうね!!