診療時間column鼻炎と歯の痛み
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2018.03.04
鼻炎と歯の痛みColumn
こんにちは。
2月が終わり、急に暖かくなりましたね。春の嵐が来て、春の訪れを予感させられるようになりました。
おかげさまで私のアレルギー性鼻炎も爆裂しています。
抗アレルギー薬を飲まなければくしゃみと鼻水が止まらず仕事になりません(>_<)
とは言え、私はアレルギーは花粉だけではなく、秋の花粉にも反応してしまうので年中薬を飲んでいます。
鼻炎でもひどくなると歯が痛くなる事はご存知でしょうか？
体調を崩した時に黄色や緑色の色がついた鼻水が出ることがありますよね？
この時、『副鼻腔炎（上顎洞炎）』になっているかもしれません。副鼻腔炎は俗に『蓄膿（ちくのう）』と呼ばれているものです。
副鼻腔炎が重症化した時は頭痛がしたり、歯の痛みが出る事があります。
「歯が痛い」と感じていても虫歯や歯ぐきの腫れが原因ではなく、この副鼻腔炎が原因の事があります。
そのため、歯の痛みで歯科医院に来られても、歯の治療は何もせず、耳鼻科へまたご紹介する事もあります。
副鼻腔炎が原因で歯が痛くなった時は副鼻腔炎が無くなれば痛みは無くなります。
しかし、逆に大きな虫歯が原因で副鼻腔炎になってしまう場合もあります。
これは歯の根の先に溜まった膿が、「上顎洞」という副鼻腔炎の時に膿がたまる空間に漏れ出している事が原因です。
この時は適切な歯の治療を行わなければ治りません。
したがって、きちんとした検査を受けて、正確な診断を受けて、それに基づいた治療を受けるという事が大切です。
鼻炎がひどくて、歯が痛い時はご相談下さいね。
歯に何も問題がない時は、耳鼻咽喉科へのご紹介も致します。
